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No Music,No Life

No Music,No Life

第五章

+++バトル+++

「緑葉吹雪の術!」
突然木々がざわめき、落ち葉でもない緑色の葉が一斉に宙を舞った
「ライト君、逃げるよ!」
これぞケンの極秘術・・・緑葉吹雪の術!
木に生っている葉っぱを無理矢理風圧でむしり取り葉吹雪を巻き起こす術だ・・・
一カ所で一回しか使えない術だし、自然に相当良くないと想われるんだけど…
まぁ仕方ない、今は逃げるのみ!
この術の便利なところは無数の葉が散る中、術者に逃げ道を提供し更にその道の回りは鋭利となった葉が舞うため敵が近寄る事が出来ない。元は普通の葉っぱなんだけどね。
まぁ・・・無事逃げおおせた。ってことで結果オーライ♪
無事事務所にたどり着けたぁあぁぁ


夕方にはそりゃビッグなニュースだった、公園の葉っぱが全部地面に落ちていて、あらゆる遊び道具や街灯が無惨に木っ端微塵に吹き飛んでいたし・・・
が、おかしな事に現地には教団と思われる20人ほどの遺体が転がってたとか・・・
やつらは?

でもま、俺らは助かって良かった・・・
死刑執行委員会の動きが気になる・・・
むしろあの謎の集団って委員会の連中?

「ま、論より今だ、助かって良かったよ」

イレイズさんが安堵の表情で言った・・・助かって良かったって…そんなにヤバイ連中なのかよっ


そんなこんなで東京では大騒ぎである
誰の仕業か?何か証拠は残ってないか?目的は何だったのか?
帝都発東北を支配している武術団「師団」が派遣されてきたらしく大柄な男共が公園を完全に包囲し絶対領域とかしている・・・
多大な被害を受けた教団は冷静に捜査を進めるとの事
日本国国王も遺憾を表明し居ているとか・・・
 なぜに国王かと言いますと、数年前に総理大臣や天皇などを西日本に追放、過去の行いを見て大多数の現役政治家と、引退した政治家を抹殺。今も西日本にはこっちがわの監視役が多く見張っているという。
ちなみに向こうの人間の最高兵器は拳銃
我々にとっては5m後ろから撃たれても弾を避けて(つまんで)相手を殺すのは寝起きでも出来る、そのくらい身体能力が違うんだよねぇ・・・なんでだろ、奴らがおかしいのかな?
その昔、ゲームや漫画で「特殊能力」ってのが有ったらしい、超レトロな代物だけども魔法・術・召喚・特技などなど、ぶっちゃけ笑える(笑)そんなの昔から実在するだろっ!しない?
だが俺らの時代には存在する、ケンみたいに術を使う奴、三兄弟のように頭の可笑しい奴。
ってことですな。

「ね~ぇ?何ブツブツ言ってるの?」
愛しのケンが話しかけてきた♪
「いや、青春を語ってたのさ」
「ハハハ、その年で青春って・・・ばっかじゃないの?」
はははは、ケンは笑顔で言ってくれたよ、俺はバカだ、ははははは!
「ま、二人とも助かって本当に何よりです、殺されたらどうしようかと思いました。
ライトがあの場に居て本当に良かったですよ、ケン一人だったら絶望的だったでしょう」
イレイズさんだ、誉めてくれた・・・
「ですよね、偶然見つけたんですけど結果オーライって感じです。でも助けて貰いっぱだったけどね。」
「そうですね、ライトにはまだ特に何もないですから、居てくれるだけで良いのです。
あ、今は物騒ですので今日から二人一組で行動して下さい。ケンとライトは一緒にね」
「はい!分かりました!」
何故か敬礼した、嬉しい、マジで
「はーい!ライト君よろしくね」
そんな目で見ないでくれ・・・腰が抜けそうだ
「あ~い、私は誰と組めばいいの?」
「俺」
「はぁ?てかアンタマジ有り得ないし」
「他は既に組んでるから決定事項だし!」
「はぁ・・・仕方ないかっ」


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